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2018年11月20日

検疫所での黄熱ワクチン接種日追加、料金変更。

**当院でのワクチン接種ではありません**

アフリカや南米に渡航する際に必要になる黄熱ワクチンの接種情報です。
黄熱ワクチンは、東海地域では、中部空港(セントレア)にある検疫所でのみ接
種できるワクチンです。(当院では接種できません)

名古屋検疫所のホームページによりますと、
黄熱ワクチンメーカーのワクチン供給の問題が生じ、日本で認可されている黄熱
ワクチンYF-VAX(R)が2019年5月まで供給が停止しました。その間日本では
認可されていないスタマリル(R)という別のワクチンを「特定臨床研究」という
名目で接種することになったようです。

●接種日は、従来の火曜に加え、木曜が追加になったようです。
●料金は、通常1万円以上するものが、3680円で接種できるようです。
●安全性は、ヨーロッパなどで広く使われている実績がある安全なワクチンです。
●未承認ワクチンとはいえ、日本政府が行っている研究ですから、万一の時の補
償も従来と同等のものがつくみたいです。

詳しくは検疫所にお問い合わせください。

posted by スタッフ at 09:48| お知らせ

2018年11月07日

BCGの溶解液へのヒ素混入の報道と対応について

11月3日に報道されましたように、BCGワクチンの溶解液からヒ素が検出され
ていたことが厚生労働省から発表になりました。その後得られた詳細は以下のとおりでした。●の項目は厚生労働省発表。◎の項目は当院のコメントです。

● BCGワクチンを溶解する、生理食塩水(0.9%の塩水)に、最大39ngのヒ
素が含まれていた。
◎ 接種で実際に体内に取り込まれるのはこれの1/100程度とすると0.39ngと考
えられる。1ngはナノグラムと読み、0.000000001g (10億分の1g)
に相当する。
● ヒ素の毎日の許容量は体重5〜10kgの乳児の場合1.5〜3.0μg(1500〜
3000ng)である。
● 今回のBCGで投与されるヒ素の量は、毎日摂取しても安全な量よりはるかに
少なく、しかも1回のみの接種であるので、安全性に問題はない。
◎ ヒ素は自然界に存在する物質で、食品にも微量に含まれている。農水省のホー
ムページによると、
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_as/occurrence.html
2012年の調査で、精米では無機ヒ素が、平均で0.12mg/kg 検出されている。
たとえば離乳食の初期に10倍粥10gを与える場合を考えると、精米が約1g入っ
ているので、
1g × 0.12 mg/kg = 0.12 μg = 120ng のヒ素が含まれている。
精米1gは約50粒なので、米一粒あたり
120ng ÷ 50 = 24ng
含有されています。

それに対して、今回の投与量は0.39ng程度で、毎日の食事で入るヒ素よりはる
かに少ない量であり、健康への影響はないと考えられます。

また、米に限らずあらゆる食品に含まれています。
各種食品中のヒ素に関する文献データの調査結果から
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/chemical/hiso_level/index.html

ですから、すでに接種した方はご安心ください。

◎ ただ、当院としましては、ヒ素が入っているとわかっている生理食塩水をわ
ざわざ使う必要もありません。生理食塩水は要するに薄い塩水で、日常診療でも
安く広く使われているものです。メーカーは、12月上旬〜中旬ごろにヒ素の入っ
ていない生理食塩水を供給するようです。そこで、以下のいずれかで対応したいと思います。
◎ 新しく供給される生理食塩水が納入されるのを6ヶ月齢いっぱいくらいまで待つ。
または
◎ 問題の生理食塩水は使用せず、別に購入した生理食塩水を使用する。

ご不明の点がありましたら、お問い合わせ下さい。
posted by スタッフ at 20:14| お知らせ